ローソク足に真実を求めている人達へ

相場=100%が存在していない世界

相場の常識・・・相場だけに限った事ではありませんが

「 常識 」

どうかこれだけに囚われて思考停止となってしまわない様に警戒してください。特に相場においては。
そんなの当たり前じゃないか、この一言や考えが有るが為に見過ごしてしまっている事、見逃してしまっている事、その中にこそ本物の優位性が眠っている事が往々にしてあるのです。今回はそんな話となります。

FXチャートにおいてローソク足から得られる情報の種類

日足の中には24本の1時間足がある
1時間足の中には12本の5分足がある
5分足の中には5本の1分足がある

こんな事、常識ですよね。

では少し視点を変えてみましょう。

日足が確定した時、1時間足も同時に確定している
1時間足が確定した時、5分足も同時に確定している
5分足が確定した時、1分足も同時に確定している
という事は日足が確定した時、1時間足も5分足も1分足も全て同時に確定している

これも常識というか当たり前の事実ですが、こういう視点で見た事がある方は意外に少ないかもしれません。
しかしこういった常識や当たり前をなぜこれが常識なのか、で見ていくと意外な大発見や相場の本質を見る事ができるかもしれませんよ。

上記の話の流れでローソク足を例にとってみましょう。
ローソク足の種類としてチャート上で視認できるのは陽線、陰線、そして始値と終値が同一の十字線、この三種類となります。
始値と終値がごくごく近い価格のローソク足で無い限り、陽線は陽線、陰線は陰線と見ただけで判別可能です。

・陽線は始値からスタートした価格が始値より高い価格で終値が確定した時に陽線として表示されます
・陰線は始値からスタートした価格が始値より低い価格で終値が確定した時に陰線として表示されます
・十字線は始値からスタートした価格が始値と同一の価格で終値が確定した時に十字線として表示されます

それがどうした、当たり前の事だ、という声が聞こえてきそうですが、なぜこの陽線は陽線足りうる陽線なのか、この陰線はどんな陰線なのか、こんな風にローソク足に目を向けている方は非常に少ない。
これはもちろんからかっているわけではなく、哲学的な事を言っているわけでもないのです。
大神がこの話を通して何を伝えたいのか、ぜひご自身でも思い描きながら読んでいただけたらと思います。

次はボリンジャーバンドで考えてみましょう。
ボリンジャーバンドの2σをバンドウォークしている時、特徴的なローソク足の様子を挙げるとすればどんなものが挙げられるでしょうか?

2σをバンドウォークしているなら買いの方向に一方的に相場が動いているという事です。
そんな時は陽線が多くなります。
実際のチャートにボリンジャーバンドを出して確認してみてください。
明らかに陰線よりも陽線の方が多いはずです。

相場の現在地=環境認識

さて・・・・・実際にボリンジャーバンドをチャートで確認してみた方はどれだけいるでしょうか?

私の文章だけを読んで、そりゃそうだよなぁ、と想像するだけで終えていませんか?
信用できるのは自身の目で見た事、確認した事だけです。
必ず自分で確認してからそれを信用するようにしてください。

新しいインジケーターをネット上で発掘して手に入れて試して・・・宝探しをするのはある意味楽しい作業かもしれません。
でもそれがFX投資の答えになる事はまずないでしょう。その可能性はゼロに等しいと言えます。
しかし当たり前や常識と言われている事に目を向けて自分で見つけた新しい発見、それを元に芽生える理論手法。
自分で知り得た優位性を試行して築き上げる手法は、どこの誰が作ったか分からないものの何倍もの可能性を秘めており、それはもっと近くに目に見える形で転がっているはずです。

私が規則的FX理論において最重要視する「相場の現在地」

「現在地?今のドル円は150円、だから相場の現在地は150円。当たり前でしょ。」

おっしゃる通りです。当たり前なんです。
その当たり前をどう観察するか、で相場の現在地というたった一つの観点から私が得ている情報量と、上記の発言の方が得ている情報量には、これで勝つか負けるかという程に大きな差が生じています。

ネットを開いて検索窓に「FX 手法」と打ち込めば何千何万という理論手法にインジケーターにサインツールといくらでも手にする事が出来ます。
そして今この瞬間も新たな理論手法が生み出されて議論されている事でしょう。
その中にはあなたが勝てないのは相場を見るセンスがないからだ、と乱暴な論調で片づけられている場面も多く見られます。

大神はいつも講義内でFXに必要なのはセンスではない、と話します。
センスや才能が求められる手法は手法ではありません。
そのような手法はその手法自体が極めて未熟で未完成なものであり、センスうんぬん以前に勝てるように磨き上げられたものではないという事です。

FXで勝てる人というのは、矛盾を排除した一貫性のある手法を作業として反復できる人です。
ここまで断言できるのはどうしてかと言うと、私の推進D波動トレードは相場の常識や当たり前から構成されており、最初からチャートに見えているもの・そこにあるものを分析材料として、トレードの頭から尻尾まで裁量要素を省いた反復作業として運用できているからです。

私みたいにセンスや才能に乏しい者であったとしても、単純な作業を反復して継続できるならば勝てるトレーダーとしてやっていけているのです。
これは常識だから、これは当たり前の事だから、と認識している事は言い換えるならとても「簡単な事」でもあります。(考えるまでもなく分かっている事)
ならば、その見えている当たり前を掘り下げていけば・・・そこに求める答えが眠っている可能性が高い。
というより経験則上、そこにしか答えはないと言い切る事ができます。

疑い、疑問を持ち、観察する


ぜひいつも目にしている簡単な事、当たり前にあるもの、を色々な面から観察して掘り下げてみてください。
今回の大神の話を、なんか抽象的で役に立たないな・・・で片づけてしまうのもそれぞれの考えですが、その時は何も見つからなかったとしても挑戦する事すらせずに終えてしまうのは、自分から可能性を消してしまっていると同義です。

私自身、勝てるようになるまで自分にはセンスが無いからFXを投資として運用していくのは難しい、と考えていた時期もありました。
しかし常識を本当に常識だけで片づけていいのか?何か見逃している事がないか?と目を凝らして観察し出してから、勝てる直接の原因となる発見や閃きを得る事ができました。

お読みいただいている皆さんにこの時の気持ちを伝えるとともに、私自身もこれを忘れない様に忘備録としてこのページを残しておこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。
コーヒーをどうぞ。

チャートに最初からある常識にこそFXで勝てる真実が眠っている(ローソク足,4本値)